1. TOP
  2. ソーシャルリスニング コラム
  3. ソーシャルリスニング 分析事例
  4. ソーシャルリスニング分析事例 春が来た! 今年の「桜」についてソーシャルリスニングで調べてみた

コラム

ソーシャルリスニング分析事例 春が来た! 今年の「桜」についてソーシャルリスニングで調べてみた

ソーシャルリスニング分析事例 春が来た! 今年の「桜」についてソーシャルリスニングで調べてみた

最近暖かさを感じる日が多くなりました。花壇に色鮮やかな花が咲いているのを見る機会も増えてきて、本格的な春の訪れを感じますね。

特に「桜」についての話題を聞いたり、実際に咲いているのを見ると、春がきたな、と感じる方も多いのではないでしょうか。

そんな桜について、今年はどれだけソーシャルメディア上で話題に上がっているのかに加え、桜が咲いているところを見たユーザーのクチコミがどれだけあったのかも調べてみました。

また、どの地域のユーザーから発せられたクチコミが多かったのかも、ソーシャルリスニングツール「ブームリサーチ」を使うと推定できますので、あわせてご紹介します。

【目次】

  1. 直近、桜はどれだけ話題にあがっていたのか?
  2. 桜の花が咲いているのを見たユーザーのクチコミはどれだけあったのか?
  3. 桜に関するクチコミは、地域ごとにどれだけあったのか?
  4. 最後に

直近、桜はどれだけ話題にあがっていたのか?

はじめに、桜に関するクチコミが直近どれくらいあがっているのかを、ソーシャルリスニングツール「ブームリサーチ」を用いて調べました。

調査対象とするメディアは、ユーザーの本音がリアルタイムで反映されやすいTwitterとし、オーガニックツイート(リツイートでも返信でもない、通常のツイート)に絞りました。

オーガニックツイート数を調べると、リツイートで拡散した投稿や企業のキャンペーン投稿への反響ではなく、どれだけ多くの生活者が関心を持って言及をしたかを把握することができます。

分析期間は、2022年2月28日(月)から2022年3月27日(日)までの4週間としました。

分析の結果、ここ4週間の桜に関するツイート数は1,891,320ツイートありました。日ごとのスイート数の推移をグラフにすると、このようになっていました。


             「桜」に関するツイート数の推移

   
  2022年3月 ソーシャルリスニングツール「ブームリサーチ」調べ
  期間:2022年2月28日~2022年3月27日までの4週間 ※推移をわかりやすくするため3月28日のツイート数もグラフに表示
  分析対象:Twitterのオーガニックツイート
  分析キーワード桜, さくら, サクラ
  除外キーワードを設定をおこない、人名などの無関係なツイートを除外処理済


3月の下旬から特にツイート数が伸びていたことがわかりますね。

ツイートの内容を確認してみると、3月上旬から中旬にかけては、「川津桜」の話題が多いことがわかりました。早咲きの川津桜を楽しむことで、春の到来を喜んでいる方のツイートが多くみられましたよ。

川津桜、とても美しいですね。


3月下旬になると、九州、四国、中国、近畿、東海、南関東など、多くの地域でソメイヨシノの開花宣言がされて話題になりました。

桜の開花宣言がされたのに、とても寒いという話題もチラホラ...寒の戻りがありましたね。


また、この頃は早咲きの桜が満開で話題となっていました。

そして、3月27日に一気にツイート数が増加!
この日は「さくらの日」。「日本さくらの会」が制定した記念日です。3月27日が七十二候の桜始開のころであることと、「咲く」の語呂合わせ3×9=27に由来しているそうです。ツイートに「#さくらの日」をつけたツイートが多くみられました。
参考:一般社団法人 日本記念日協会 「さくらの日」参照


ソメイヨシノも見頃を迎えていたところが多かったようですね。

桜の花が咲いているのを見たユーザーのクチコミはどれだけあったのか?

次に、「桜の花が咲いているのを見た」という行動を表すツイートがどれだけあったのかを調べてみました。

「桜」「サクラ」「さくら」などの桜の花を表すキーワードと、「咲いた」「見た」などの動作を表すキーワードをかけ合わせてツイートを4週間分収集・分析しました。

結果はこのようになりました。


       「桜の花がさいているのを見た」という行動を表すツイート数の変化

            2022年3月 ソーシャルリスニングツール「ブームリサーチ」調べ
            期間:2022年2月28日~2022年3月27日までの4週間 
            オーガニックツイートを分析
            分析キーワード1,2をかけ合わせてツイートを収集・分析
            分析キーワード1:桜, さくら, サクラ
            分析キーワード2:咲いた, さいた, 咲いている, さいている, 見た,観た, 満開, 開花
            除外キーワードを設定をおこない、人名など無関係なツイートを除外処理済

3/21週は他の週に比べて大きく伸びていますね。

多くの地域でソメイヨシノの開花宣言があってから、桜が咲いたことをツイートするユーザーが増えたことが考えられます。

桜に関するクチコミは、地域ごとにどれだけあったのか?

「桜の花が咲いているのを見た」という行動を表すツイートが地域ごとにどれだけあったのかに加え、時間の経過と共にそれぞれの地域から発せられたツイートの割合がどう変化したのかを調べてみました。
※ユーザーが発信している地域は、ブームリサーチのテキストマイニングにより推定されたものです。

結果はこちら!

     「桜の花が咲いているのを見た」という行動を表すツイート数の変化 地域別

           
      2022年3月 ソーシャルリスニングツール「ブームリサーチ」調べ
      期間:2022年2月28日~2022年3月27日までの4週間 
      オーガニックツイートを分析
      分析キーワード1,2をかけ合わせてツイートを収集・分析
      分析キーワード1:桜, さくら, サクラ
      分析キーワード2:咲いた, さいた, 咲いている, さいている, 見た,観た, 満開, 開花
      除外キーワードを設定をおこない、人名など無関係なツイートを除外処理済

北海道地方は全体に占めるツイート数の割合が減っていますね。他の地域での桜の開花が始まったためと考えられます。北海道は本格的な桜の開花を迎える4月下旬以降に割合が増えてくることが予想されます。

東北地方は、3/14週に前週と比べて約2.7ポイント割合が増えました。どうやら、その他の地域の桜の話題につられて、「こちらの開花はこれから」というツイートが増えたようです。


他の地域が桜の話題にわいていたら、東北に住んでいる方が桜の開花を待ち遠しくなる気持ち、うなずけますね。

中部地方は徐々にツイートの割合が減っていました。3月上旬に中部地方を中心に川津桜が多くの話題を集めていましたが、他の地域の桜が開花したため、全体に対するツイートの割合が減少したようです。

最後に

いかがでしたか?

これだけ多くのユーザーが桜を楽しみながらツイートをしていると思うと、まるで日本中の仲間と一緒にお花見している気分になりました!

地域ごとに、ツイート数の特徴がでていたのも面白いですよね。地域ごとにクチコミの特性を調べたい! というご要望がありましたら、こちらまでお気軽にご相談ください。

 


Boom Research 概要資料

ソーシャルリスニングツール「Boom Research」の概要資料です。調べたいキーワードを入力するだけで、 そのキーワードが ソーシャルメディア上で 「どれだけ」「どのように」「なぜ」 クチコミされているのかが瞬時に把握できます。

 

お問い合わせ

ソーシャルリスニングやツールに関するご不明点は、
お気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ

03-6260-6628

(平日9:00-16:00)

1週間の無料トライアル実施中!